福井市水道記念館

 P1050214.JPG (791701 バイト)記念館の建物

1.沿革

  福井市の水道のはじまりは、1924(大正13)年の上水道敷設にはじまる。木田地区の井戸からくみ上げた地下水を一本木浄水場に送り、ポンプで足羽山(あすわやま)にある配水池へ揚げ、市内に配水した。通水は1924年9月のことである。

P1050247.JPG (759901 バイト)足羽山配水池

 「福井市水道記念館」の建物は、配水池へ水道水を揚げるための施設である「足羽(あすわ)揚水ポンプ場」として大正13年に建設されたもので、1991(平成3)年まで使用されていた。その後、市民の保存要望を受け、1996(平成8)年から保存工事を行い、2004(平成16)年4月に「福井市水道記念館」として開館した。

P1050220.JPG (780826 バイト)建物の正面  P1050218.JPG (776185 バイト)入口にある手押しポンプ

2.ポンプ場

 一本木浄水場から送られてきた水を4台のドイツ製ポンプで高低差約40mの足羽山配水池に揚水した。ポンプ動力はジーメンス社の三相誘導電動機(65馬力)が使われた。

P1050234.JPG (726747 バイト) P1050231.JPG (605291 バイト) P1050233.JPG (629348 バイト)

P1050232.JPG (822283 バイト)銘板 P1050235.JPG (617366 バイト)図面

 その後1964(昭和39)年頃に1台追加される。このポンプは日本製(荏原製作所)で、電動機は東芝製三相誘導電動機(150kW)である。

P1050226.JPG (760300 バイト) P1050227.JPG (779239 バイト)

P1050230.JPG (682489 バイト)配電函 P1050222.JPG (659916 バイト)配水流量計

3.行き方

 JR福井駅の西口を出て、西に進むと福井鉄道「福井駅前駅」がある。ここから「武生新駅」行きに乗車し、1つめの駅「公園口」で下車する。信号のある交差点を西に向かってしばらく歩くと、少し広い道にでる。ここを北に向かうと、西側に「水道記念館」がある。

 「記念館」の近く、東に歩くと5分ほどで橋本左内の墓がある。また、「記念館」横の百段坂を上ると足羽山で、福井市自然史博物館、足羽神社などがある。帰りは愛宕坂を下ると、愛宕坂茶道美術館、橘曙覧記念文学館がある。


◆福井市水道記念館

◆所在地:福井市足羽1丁目7-35
  電話0776-35-6751

◆開館時間:9:00〜16:30

◆休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29〜1/3)

◆入館料:無料

◆交通:JR福井駅より福井鉄道で「公園口」下車、徒歩10分
     JR福井駅より京福バス「運動公園線」久保町下車、徒歩6分
      JR福井駅よりコミュニティーバスすまいる「西ルート」愛宕坂下車、徒歩3分
     JR福井駅より徒歩25分

◆Web:http://www.city.fukui.lg.jp/d510/     (福井市企業局のWeb)



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