関西本線旧芝山トンネル
Updated on 2008.04.15 |
関西本線高井田駅から歩くこと25分、大和川にかかる第4大和川橋梁をこえると芝山橋だ。橋の途中で橋梁を見るとレンガ造りの土台が目に入る。この橋梁は1932(昭和7)年に作られたものだ。橋を渡り芝山衛生センターに沿って進む。目指す旧芝山トンネルの西側入口は竹藪の上で、道からは見ることができない。旧芝山トンネルは現在の線路の北側にあり、下り線に沿うように残っている。東側は、その道をしばらく行くと再び橋梁をくぐる場所にある。ここも背伸びをすれば、トンネルの入口の上部が見える程度で、近くの霊園から見えるかと試みたが、レンガ造りの外枠が見えるだけだった。電車から見るのが一番良いようだ。
旧芝山トンネルは大阪鉄道が建設したレンガ造りのトンネルで、1890(明治23)年に竣工したものである。両出入口の坑門は珍しいフランス積みのレンガトンネルで、大阪鉄道が建設したトンネルの中で唯一現存する。1966(昭和41)年に廃止される。長さ216.8m。
トンネル西側 トンネル東側
第4大和川橋梁
柏原東高校横の道から見る(左側トンネルの左に旧芝山トンネルが見える)
■所在地:大阪府柏原市国分市場1丁目
■交通:関西本線「高井田駅」下車、徒歩25分 |
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