戦後のチリの標準周波数報時局 2023.8.28 |
(1)チリ~Valparaiso CCV(CBV) |
図1 WRTH1967年版の記載 戦前にはValparaisoのPlaya AnchaにCCEという報時局があった。戦後、「WRTH1967」に記載されたCCV局も同じPlaya Anchaにあるので、同一局ではないかと考えられる。CCV局は8205kHzと12960kHzで、11:55~12:00/13:55~14:00/15:55~16:00/21:55~22:00/0:55~1:00に信号を発した。「WRTH1970」では、周波数が4271kHz/8558kHz/12960kHzへと変更された。「WRTH1980」ではVHFの107.9MHzが追加された。「WRTH1989」でコールサインがCBVに変更された。CBVは管轄も位置も元のままなので、コールサインの変更のみであろう。CBV局は、4298kHz/8677kHz/148.125MHzの3波で、0:55~1:00/11:55~12:00/15:55~16:00/19:55~20:00に送信された。 これらの局を管轄していたのは、海軍水路研究所(Instituto Hidrográfico de la Armada)であった。ITUの海岸局リスト(2015/07現在)によれば、CBV局は健在で4228kHzと8677kHzで、0:55~1:00/11:55~12:00/15:55~16:00/19:55~20:00に報時信号を発しているとある。 【図の出典】 図1 WRTH1967年版の記載 wrth.pdf [ADDX作成] |
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