戦後のインドネシアの標準周波数報時局 2023.8.19 |
(1)インドネシア~Jakarta PKI(PKX)・PLC |
図1 ジャカルタ市内地図 図2 WRTH1974年版の記載 PKI・PLC局が最初に記載されたのは「WRTH1974」からである。8542kHz(PKI)/11440kHz(PLC)で0:55~1:00に信号を発した。Jakarta Radioとあるように、いわゆる海岸局が業務の一つとして報時信号を発したものと思われる。送信フォーマットは、準備期間として0:45~0:55にモールスでコールサインを繰り返し、0:55から時間信号を発した。「WRTH1989」からPKIはPKXとコールサインを変更し、出力も6kWに増強された。このPKXは、戦前のMalabarにあった報時局と同じコールサインである。 現在確認できるITUの海岸局リスト(2020.6現在)にもPKX局は掲載されており、同じ周波数と時間に送信が行われているようである。 【図の出典】 図1 ジャカルタ市内地図 筆者作成 図2 WRTH1974年版の記載 WRTH.pdf CD[ADDX作製] |
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