戦前のウズベキスタンの報時局     2023.5.24
 (a)Tashkent RAU(RIM)  

図1 ウズベキスタンの地図

 発信局の経緯度を調べると、タシケント市内北東端にあたる。ここは時刻情報を提供していたと思われるタシケント天文台に近く、電波は天文台から出ていたのではないかと推測される。タシケント天文台は1873年の創建で、1966年にウルグ・ベク天文学研究所となった。RAU局は『理科年表』第11冊(1935)から記載がはじまり、周波数256kHz、12:00と20:00に報時を行った。翌年には、コールサインRIM(短波7626kHz、17:00)に変更された。「第14冊(1938)」以降は記述がない。


 
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