バーミンガム科学博物館
Thinktank(Birmingham Science Museum)
 

外観

 バーミンガム科学博物館の前身であるバーミンガム科学工業博物館(Museum of Science and Industry)は、1951年バーミンガム博物館・美術館(Birmingham Museum & Art Gallery)の科学博物館として発足し、1997年に閉館した。この博物館の建物は、Elkington銀メッキ工場の建物を利用していた。建物はNewhall Streetにあり、現在は使われていないが、壁にGeorge ElkingtonとAlexander Parkesの額が掲げられている。現在のThinktankの建物は、1995年にバーミンガム市が博物館の移転を決定したのち、2001年9月に開館したものである。

 バーミンガム科学博物館は、ニューストリート駅の北東、”Millennium Point"という建物の一角にある。前には"Eastside City Park"というこぎれいな公園がある。駅から徒歩で20分程かかる。

 ここはイギリスの博物館としては珍しく、入場料をとるシステムを採用している。入場券は年間チケットとなっていて、地元の子どもたちにとってはうれしいことだが、観光客としては一度限りなので割高感を感じる。

展示室の構成を以下に示す。

1階(Lebel 0):案内所、コーヒーショップ。各種の蒸気機関が動態保存され、稼働していた。この中にはSmethwick機関という1797年にジェームズワットが製造に関わった蒸気機関がある。交通(汽車、自動車、飛行機など)の展示もある。

2階(Lebel 1):"We made it"と題したバーミンガムが世界の工場と呼ばれるに至った歴史を体験型の展示や、歴史的な道具、製造物の展示で見せる。

3階(Lebel 2):受付、ミュージアムショップ、”Things About Me”という小さな子どもを対象にした人間の身体のはたらきや健康維持などを理解させる展示、”Medicine Matters”という医療の現状のを展示、”Wildlife”という骨格や化石などで生命の歴史をつづる展示、”Street”という今日の生活がどのように作られたかを示す展示、”Kids' City”と題した7歳以下の子どもを対象にした体験型の展示エリアや大スクリーンの映画館がある。

4階(Lebel 3):のイギリスで有名(?)な"The Pirates"という人形劇の展示、プラネタリウムがある。プラネタリウムはイギリス初のディジタル式で、特注品だそうだ。

この他、建物の外に"Science Garden"という屋外型の体験エリアがある(チケットが必要)。

Kids' City Things About Me

The Street The Pirates

Factory Engine(1924) Rolling Mill Engine(1820)

Textile Engine(1909)

 Murray Cycloidal Steam Engine(1802)

Steam Pumping Engine'Rollit'(1883)

Foden Steam Wagon(1904) Woolrich Generator(1844)


Victoria Square St.Martin in the Bullring


◆開館時間:10:00〜17:00(入館は16:00まで)

◆休館日:なし(但し、12月24〜26日を除く)

◆入館料:£12.25(3〜15歳または60歳以上は£8.40)
       券は12ヶ月有効で、30日分入場可能

◆交通機関:「ムーアストリート駅」から徒歩10分
        「ニューストリート駅」から徒歩20分

◆所在地:Millennium Point, Curzon Street, Birmingham B4 7XG, England
       電話(0121)202−2222  メール findout@thinktank.ac

◆Web:http://www.thinktank.ac


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