The Block and Tackle Puzzle    2023.11.25

 このパズルは、P.DelftとJ.Botermansが書いた"CREATIVE PUZZLES OF THE WORLD"という本に出ていた。木の棒に穴をあけ、ひもを通しただけの簡単なパズルである。ひもに2つの木製球が通してあり、穴の左右に分かれている。この球を同じ側に2つ揃えよ。というのがお題である。
 このパズルは、アフリカの伝統的なパズルに、Cofinが考えたSleeper Stopper(眠気ざまし)というパズルを組み合わせて考案されたものだそうだ。ちなみにSleeper Stopperでは木球は1個で、球の場所を反対側に移動させるというものである(ひもは下の穴で固定されている)。
 
図1 製作の参考にした本

図2 製作したパズル

製作には特に難しいところはないが、参考のために筆者が製作したものの図面をつけておく。
ブロックの穴は、上下ともひもが少なくとも4本以上は通るほどの穴の大きさが必要である。木球が通らなければ、大きさは大きくても良い。

図3 ブロック


図4 木球


 木球は、直径20mmのものを東急ハンズで購入した。これは穴があいていなかったので、5mmのドリルで穴をあけた。

図5  ブロックの加工図

 ひもは、太さ3mmほどのアクリル製のひもを700mm使用した。少し長すぎたようで、500mmほどあれば良いと思われる。ひものつなぎ目は結んでしまうと結び目が穴を通りにくくするので、接着がよい。私はひもをを熱圧着しようとしたがうまくいかないので接着剤で接着した。ブロックと木球のひもの通し方を図6に示す。もちろんひもをブロックの穴と木球に通してから接着すること。

図6 ひもの通し方

正解は、参考にした本に書かれているが、ここでは示さないことにする。

【参考】
”CREATIVE PUZZLES OF THE WORLD"Pieter van Delft,Jack Botermans,H.N.Abrams, 1978
(和訳本はない。アメリカの古書店から購入。約6000円だった)

<ものづくりのページに戻る>

<HOMEに戻る>