外観

1982年に、勝山市北谷町で、中生代白亜紀前期のワニ類化石が発見された事から、1988年に調査を行い、肉食恐竜の歯などを発見しました。そこで、1989年から5ヵ年計画で恐竜化石調査事業に取り組み、恐竜をはじめとする多数の脊椎動物の歯、骨、足跡等の化石が採取されました。

日本で発掘された恐竜化石の大部分がここで発掘されたものであり、これらの貴重な資料を展示するため、県立博物館から自然系を分離した形でこの恐竜博物館が2000年７月に開館されました。

博物館は、「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の３つのゾーンに分かれ、展示資料も多岐にわたっています。

館内エスカレータ　　展示の一部

メインの「恐竜の世界」ゾーンの特徴は、30体以上の恐竜骨格標本でしょう。このうち６点は実物の骨格標本です。広い館内に所狭しと展示された骨格標本には圧倒されます。勝山で発掘された恐竜は「フクイラプトル・キタダニエンシス」「フクイサウルス・テトリエンシス」と呼ばれています。

「地球の科学」ゾーンでは、化石と堆積物、岩石・鉱物などの展示があります。

「生命の歴史」ゾーンでは、生命の誕生から人類の出現までをたくさんの標本や模型で説明しています。恐竜の系統樹や鳥類の進化の展示はなかなかのものです。

博物館は、長尾山公園の一角にあり、公園内には「どきどき恐竜発掘ランド」や「ティラノザウルス広場」などがあり、一日中楽しむことができます。

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