「電気の史料館」は、東京電力創立50周年記念事業として2001年12月15日にオープンしました。「史料館」は、「京南変電所」の跡地に建設された東京電力技術開発センターに隣接して建設されています。
「史料館」は、『明治時代より引き継がれてきた”電気作りの精神”を現代に伝え、次の時代に語り継いでいく』ことを基本コンセプトとし、リーフレットにあるように「実物大」の展示がなされている博物館です。
では リーフレットから展示のテーマを紹介しましょう。
【2階展示コーナー】
(1)オリエンテーションホール: 日本の電気の120年の歴史と、明治期から全国に広がっていく電気点灯の様子を市町村別に紹介。
(2)電気の科学: 静電気の発見から今日まで、電気に関する科学技術の歩みと基本的な原理を紹介。
(3)日本人と電気の出会い
グラムの発電機 変圧器
(4)火力発電による電力供給網の誕生と発展(明治中期〜)
小規模火力発電所により直流の電気を送り始めた時代から、昭和初期までの火力発電技術などの変遷を紹介。
直流発電機 メッキ用直流発電機 エジソン式直流発電機
交流発電機
(5)水力発電と長距離送電のはじまり(明治末期〜)
長距離高電圧送電技術の導入とともに水力発電技術が発展していった様子を紹介。
フランシス水車発電機 金谷ホテル自家発電設備 水力発電タービン
(6)広域供給網の形成(大正期)
交流送電技術の発達により電力ネットワークが拡大していった様子を紹介。
【1階展示コーナー】
(7)電気と社会: 明治期から電気利用技術と、これに係わりの深い配電技術を当時の時代背景とともに紹介。
フランシス水車発電機
(8)ネットワークの形成と運用: 電気事業固有の技術である電力ネットワークの形成や需給運用の変遷、さらには系統保護技術などを紹介。
ブラッシュ式発電機
(9)発電所の大容量化・高効率化(戦後高度経済成長期)
急増する電力需要に対応した火力・水力発電技術の発達を紹介。
GE社製タービン発電機
(10)電源の多様化とベストミックスの推進(戦後安定成長期)
電力の安定供給・経済性を考慮した燃料・電源の多様化や、送電技術の発達を紹介。
ガスタービン発電機 高圧碍子 送電ケーブル
(11)原子力発電のあゆみ: 原子力発電の黎明期から現在の最新技術までを紹介。
制御棒
(12)電気は人なり
(13)企画展示: 「エジソン展」(2002年6月まで)
エジソン式蓄音機
◆開館時間:10:00〜18:00
◆休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、 年末年始 ◆入館料:大人500円、高校・中学生300円、小学生200円(団体割引あり) ◆交通機関:JR川崎駅西口より無料シャトルバス運行(運行時間) JR南部線「尻手駅」より徒歩15分 ◆問い合わせ先:〒230-8510神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4−1 (045)613−2400 |