Free The Rope Puzzle 2022.05.1 |
Pinterestというサイトで「Free The Rope Puzzle」というパズルを見つけた。ロープ抜けパズルの1つである。頑丈な金属ピンが相互にからむ形が面白いので、早速製作してみた。 図0 Free The Rope Puzzle 材料は、木材(私は12×24mmの角材を使用した)、ロープ止め(私は円の外径が30mm、長さが210mmのものを使用した、以下ロープ止めはピンと称する)、ひもは太さ5mmの手芸用のものを接着して使用した。 1.材料の加工 加工図を図1に示す。木材の継ぎ部は「留め継ぎ」という額縁などに使われるものを試してみた。作ってみた感想は、しろうとでは45度の加工が難しいことと、接着面積が小さいため十分な強度が得られないことがわかった。あまりおすすめできない。私は強度不足を、接着面に2mmの穴をあけ木製ピンを入れて補強した。 ロープ止め(ピン)を図2の長さにカットしておく。 図1 製作図 図2 ピンの加工 図3 木製枠の加工 図4 切断したピン 2.組み立て 組み立ては以下のように行うとよい。 図5 (1)Aの木材ピースに長い方のピンを取り付ける。挿入部をかくすためにM6用の平ワッシャーをあらかじめ挿入しておく。接着には「ボンドG17速乾」を使った。組み立て後に塗装をするため、平ワッシャーはまだ接着しないでおく。(木材に塗装をしない場合は、平ワッシャーも接着する。) (2)Aのロープ止めの穴に長い方のピンの棒の部分を挿入し、平ワッシャーを入れてからBの木材ピースに挿入し、接着する。私はすべてのピンを木材ピースに入れたのちに木材どうしの接着を行ったが、ピンと木材を一面ずつ接着した方がやりやすいかもしれない。 図6 接着している様子 (3)Bのロープ止めの穴に長いロープ止めの棒の部分を挿入し、平ワッシャーを入れてからCの木材ピースに挿入し、接着する。 (4)Cのロープ止めの穴に短いロープ止めの棒の部分を挿入し、平ワッシャーを入れてからDの木材ピースに挿入し、接着する。 木材の継手部分が、あまりうまくできていないので、塗装でごまかすことにした。使用した塗料は「オイルステイン オールナット(油性)」である。塗装後に平ワッシャーを接着した。 ひもは最後にとりつける。図5のAのピースについているピンにひもをくぐらせ、接着する。ひもの末端をしばるとコブができるため、扱いにくくなるので、接着した方がよい。化学繊維のひもならば熱で圧着することもできる。 3.解き方 図7にこのロープ抜けパズルの最も簡単なものと、その次に簡単なものを掲載しておくので、これを参考にチャレンジされたい。 図7 解き方のヒント 【参考】 ・Pinterest"Free The Rope Puzzle"( 2022.5.1閲覧) https://www.pinterest.jp/pin/2533343532603304/ 解き方の動画もあるが、見てしまったら面白くない(と思う) https://www.pinterest.jp/pin/328973947777531746/ |
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