ハカリ小歴史館 |
「ハカリの小歴史館」は、(株)イシダ(旧石田衝器)の創立90周年を記念して開設され、同社の新入社員研修用にに使用されているものだが、予約をすれば、一般にも公開されている。1893年に創業の石田衝器は、当初「棹ばかり」を作っていたが、1933年の「石田式不変敏感自動秤」(温度補正のついた台ばかり)で有名になり、1935年の「種繭一粒掛はかり」(繭の雌雄を判別するために使用する)などの製造を経て、本格的な衝器メーカーとしての地位を確立した。
本館は、本社の4階の1コーナーに設けられたもので、まさに「小歴史館」というにふさわしい。(株)イシダの製品を中心に、はかりの歴史がコンパクトにまとめられている。また、1階のショールームには、産業機械の自動化の分野にも進出した(株)イシダの新製品をみることができる。ポテトチップやピーマンなど個体の重さが異なる品を瞬時に判断して、一定の重さのまとまりにするという「コンピュータスケール」などユニークな製品をみることができる。
本社社屋 小歴史館入口
江戸時代の天秤はかり 六角分銅
石田式不変敏感自動秤 初期のデジタル秤
コンピュータスケール
◆開館時間:10:00〜16:00
◆休館日:土・日曜日、祝日 ◆入館料:無料 ◆交通機関:市バス「熊野神社」下車、徒歩3分。 ◆問い合わせ先:〒606京都市左京区聖護院山王町44 (株)イシダ本社内 電話 (075)771−4141 ◆備考:事前に、総務課か広報室まで連絡すること。 |