韮山の反射炉

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  わが国では幕末期に、全国にいくつかの反射炉が作られましたが、現存するものは韮山と萩のみです。ここ韮山の反射炉は、完全な形で現存する唯一の反射炉です。

  幕末期、伊豆代官の江川太郎左衛門英竜は、国防の必要性を幕府に説き、大砲鋳造のための反射炉を築造しました。反射炉は、1854年に起工され、同年11月に南側の2基が完成、1857年に北側の2基を含めたすべてが完成しました。以来、1864年までここで大小の砲が鋳造され、主として品川台場で使われました。

 

【反射炉とは】

 図中Aで燃焼した炎と熱は湾曲した天井(B)で反射して、図中Cに集中します。そのためこの点は非常に高い温度となり、ここに銑鉄を置くと溶解されます。溶解した炎は煙突(D)に吸い込まれていきます。このため、この型の溶解炉を反射炉と呼びます。

hansya01.gif (161972 バイト) (韮山・反射炉のパンフレットより)

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    反射炉入口                 鋳口                 鋳造された大砲

◆観覧時間:9:00〜16:30

◆休観日:12月29日〜1月3日

◆入場料:大人100円、小・中学生50円

◆交通機関:伊豆箱根鉄道「伊豆長岡駅」下車 徒歩徒歩20分

                              反射炉行きバス5分

◆問い合わせ先:静岡県田方郡韮山町中字鳴滝入268−1 反射炉事務所

           (0559)49−3450



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