函館山砲台跡(御殿山第二砲台跡) Updated on 2006.8.15 |
函館山は夜景で有名ですが、一方で軍事要塞としての機能も持っていました。
日清戦争以後、日本はロシアを仮想敵国として各地に軍事要塞を建設します。函館には1898年から4年の月日をかけて5カ所の砲台が築かれます。
ロープウェイ山頂駅のある御殿山には「御殿山第1砲台」がありましたが、電波塔などの建設で一部が失われています。
御殿山から少し下ったつつじ山駐車場の奥に「御殿山第2砲台」が残っています。ここには6門の砲座と弾薬庫の跡が残っています。
この他に、「千畳敷第1砲台」「千畳敷第2砲台」、「薬師山砲台」、「立待堡塁」があります。
函館山の軍事施設は太平洋戦争にも引き継がれ、戦争終了まで人々の立ち入りが禁止されたため、手つかずの自然がそのまま残されました。函館山はもう一面で、自然の宝庫という側面も持つのです。
砲台跡
弾薬庫跡
◆名称 : 御殿山第二砲台跡 ◆入場 : 無料 ◆所在地 : つつじ山駐車場奥 ◆交通 : 函館山ロープウェイ「山頂駅」より徒歩15分 ◆参考になるWeb :http://www.webport.ne.jp/jj8glm/hasc/index1211.htm |