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JR山陰線の保津川橋梁と清滝トンネル


1893(明治26)年、田中源太郎氏らにより京都〜綾部〜舞鶴〜宮津を通る私鉄「京都鉄道」が発起され、1896(明治29)年より工事が開始された。1899(明治32)年に京都〜園部間が開通した。しかし、保津峡の難工事のため、園部以遠の工事が続かず、官設により、1910(明治43)年に園部〜綾部間が開通した。京都鉄道は、1907(明治40)年に政府に買収され、山陰線の一部となった。現在、嵯峨〜馬堀間は新路線が敷かれ、旧線は観光用トロッコ列車として使われている。

 保津川橋梁は、スルートラス橋、長さ84m、1899年の竣工である。橋梁を見学するもっとも近道は、トロッコ列車に乗車することである。橋梁を下から見上げたい人は、保津峡下りを利用するという手もある。じっくりと見たい人は、トロッコ保津峡駅から保津川に沿って歩かなければならない。所要時間は約40分。

P1040990.JPG (471637 バイト) P1040985.JPG (455486 バイト)保津川橋梁

P1040988.JPG (460331 バイト) P1040987.JPG (461578 バイト) P1040989.JPG (450249 バイト)橋梁の橋桁

 保津川橋梁のすぐ近くに清滝トンネルを見ることができる。清滝トンネルは、嵯峨駅より2番目のトンネルで、長さは468m、竣工年は1899年である。危険なので、線路内には入らないように。

 P1040993.JPG (468033 バイト) P1040995.JPG (452086 バイト)清滝トンネルとトンネルの上部

◆場所:京都市西京区嵐山北松尾山

◆交通:「トロッコ保津峡駅」より徒歩40分、または「保津峡駅」より徒歩1時間
 (トロッコ保津峡駅の北橋に川の方に降りるところがあるので、そこを歩き、川に沿って歩く。山道に入るので、しばらく歩くと、橋梁が見えてくる)

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