産業文化博物館+学校博物館  Museum Industriekultur mit Schulmuseum update:2015/09/08
 外観

 産業文化博物館は、観光ガイドブック等に出ている地図からははずれた、中央駅から北東の位置にあり、1980年代半ばに技術や文化、社会史などを扱う博物館として開設された。この地は、元々Julius Tafel 鉄工所(1876-1975)というネジ工場であった。博物館は、この事務所と隣接する行政区画を利用して建設されたものである。この博物館には、オートバイ博物館Nurnberg Motorcycle Museumと学校博物館School Museumが含まれている(学校博物館については割愛する)。
 展示スペースは1階と地下にある。当然オートバイのコレクションは充実している。工業製品の展示は、ミュンヘンのドイツ博物館には劣るものの、なかなかの品揃えである。これだけの博物館が日本で名が知られていないのが残念である。ただ展示等の中には説明もなく置かれているコーナーもあり、こうした点でのサポートが求められる。また、私が訪問した時には紙漉の実演などもあり、実技などの体験にも配慮していることが感じられ、嬉しくなった。
 博物館は2階に分かれ、各階の展示を以下に示す。
【1階】
・自転車からオートバイへ
・オートバイ博物館
・学校博物館
・学びと遊びの部屋
・Julius Tafel鉄工所
【地下】
・機関車ADLER
・鉛筆工房
・石灰製造水車
・ホップとビール
・蒸気機関
・電気
・自動車
・古い教室
・MANの蒸気機関
・ニュルンベルクのレープクーヘン(ケーキの一種)
・輸入食料雑貨店
・理髪店
・歯医者
・デパートのショック
・労働者の住まい
・自転車屋
・パブレストラン
・印刷工房
・映画博物館
・ニュルンベルグの模型祭り
・最高速度への魅惑
・台所の表情
・ニュルンベルクの電気の元
・技術的評価
・オートメーションと構造変化
・初期のフォルクスワーゲン
・保存のまなざし
バイク

自転車

地下にある自動車とエネルギーの展示

ホップの圧搾機 発電機(1895)

蒸気機関の模型群

2気筒蒸気機関(1869)

 
MANの蒸気機関(1907)

印刷工房

工作機械
 
■開館:火〜金 09:00〜17:00
     土・日 10:00〜18:00
■入館料: 5Euro
■所在地:Aussere Sulzbacher Strasse 62, 90491 Nurnberg
■電話:+49(911)231-3875
 E-mail:industriekultur@stadt.nuernberg.de
■web:http://www.museum-industriekultur.de
■交通:Tram8 Tafelhalle下車
 


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