釜石市立 鉄の歴史館 |
1857(安政4)年、大島高任が洋式高炉を釜石の地に建設し、銑鉄の製造に成功したことから、釜石は近代製鉄発祥の地と呼ばれています。その後、官営製鉄所時代、田中鉱山、三井鉱山の時代を経て、1934(昭和9)年、日本製鉄が発足、富士製鉄の時代を経て、新日本製鉄と時代を経てきました。大島高任と先人の業績を後生にに残すために1985(昭和60)年7月に「鉄の歴史館」がオープンしました。1994(平成6)年4月にはリニューアルオープンしています。
館内は、(1)鉄は語る炎の世紀、(2)鉄文化の黎明、(3)近代製鉄の発進、(4)製鉄産業と釜石、(5)心の中の鉄、(6)鉄と豊かなくらし、(7)鉄と遊ぶ、にわかれています。一番のオススメは、入館して最初に足を踏み入れるホールでは「鉄は語る炎の世紀」と称して、原寸大の橋野三番高炉模型を中心にした音と映像を使って釜石の鉄の歴史がコンパクトに上映されます。この他に、大島高任の関連資料や、製鉄産業に関する資料などが充実しています。
館外には、釜石製鉄所専用鉄道を走ったC20型機関車の展示もあります。
◆開館時間:9:00〜17:00(入館は16:00まで)
◆入館料:一般500円、高校生300円、小中学生150円 ◆所在地:〒026-0002岩手県釜石市大平町3−12−7 ◆交通:JR釜石駅よりバスで7分、「観音入口」下車、徒歩3分 ◆連絡:電話0193-24-2211 FAX0193-24-3629 |