石見銀山 update:2021/12/06 |
石見(いわみ)銀山は、1526年に発見され、1923年に休山した銀山である。17世紀初めには世界の産出銀量の約1/3を占めていたと言われ、大量に輸出された。 16世紀、灰吹き法と呼ばれる製錬技術を導入し、良質な銀生産が行われた。灰吹き法とは、銀を含む鉱石を溶かし亜鉛を加えると銀は亜鉛に吸収され表面に浮くのでこれをすくう。銀を含む亜鉛に木炭を加え蒸留すると銀を吹くんだ鉛が得られる。これを灰吹き炉という炉に入れ強く空気を吹き付けると鉛等の金属は酸化し99%ほどの銀が得られる。 石見銀山は、2007年7月に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として、ユネスコ世界遺産に登録された。 (写真は2011年5月に撮影したもの) 石見銀山資料館(旧大森代官所跡) 大森の町並み 町並み交流センター(旧大森区裁判所) 清水谷精錬所跡 福神山間歩 龍源寺間歩 坑道内部 ■所在地:島根県大田市大森町イ 1597-3 (石見銀山世界遺産センター) ■Web:https://ginzan.city.ohda.lg.jp/ |