旧時報鐘楼                                博物館・産業遺産見てある記
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 時報鐘楼は、伊勢崎市三光町出身の小林桂助の寄付によって1915(大正4)年に建設された。高さ14.56m、鉄筋コンクリート造、煉瓦の張壁となっている。塔屋部分は戦災で消失したが戦後復旧された。鉄筋コンクリート造の建物としては県内最古といわれる。1993(平成5)年3月23日に市指定重要文化財に指定された。

 旧時報鐘楼


時報鐘楼前にあった説明板の説明。 
旧時報鐘楼(曲輪町)
 旧時報鐘楼は、大正4年(1915)に当時横浜で貿易商を営んでいた伊勢崎出身の小林桂助翁によって建造され、楼上部に江戸時代から伊勢崎の人びとに、なじみの深い音色で親しまれていた中台寺の釣鐘を移転して、市民に時を告げていた。釣鐘は戦時中に金属回収によって供出され、塔屋部分は戦災で消失したが戦後寄棟造りに復旧した。このたび、市制施行50周年を記念して、創建時のドーム状の安定した美しい屋根をもった姿に復元し、永く保存されることになった。今日、これほど明治・大正時代の洋風建築様式を色濃くとどめた鉄琴コンクリート煉瓦張りの建造物は県内でも少なく、市民の姿に落ち着きと安らぎを与える貴重な遺産である。 

 
この時報鐘楼は、北小学校の前の広場にあるのだが、この小学校の東側に「赤石学校」と彫られた門柱が立っている。この門柱は1882(明治15)年8月に赤石学校が落成したときに建てられたものである。


説明板には以下のように書かれている。
北小学校は、明治6年6月9日に本光寺を仮校舎として開校されました。後に校舎は旧伊勢崎藩陣屋内藩校学習堂に移り、新校舎が同15年8月現在地に落成しました。当時は赤石学校といい、この門柱は新校舎の落成に際して立てられました。
 校名は、その後佐位第一小学校、佐位第一尋常小学校、伊勢崎尋常小学校、高等小学校を併設して伊勢崎尋常高等小学校、北国民学校、北小学校と改称して現在に至っています。
伊勢崎市教育委員会
 


◆旧時報鐘楼
 ・住所:伊勢崎市曲輪町28-23(北小学校前)


 伊勢崎市役所のHPが参考になる
  http://www.city.isesaki.lg.jp/www/contents/1354585962370/

(撮影した写真は、2016年11月18日撮影のもの) 

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