>京都の産業遺産へ >HOMEへ Update:2006/11/17
JR稲荷駅ランプ小屋
現在の東海道線は、1921年(大正10年)7月までは、馬場(膳所)−大谷−山科−稲荷−京都というルートを通っていた。同年8月1日に現在の大津駅を経由するルートに変更になり、馬場−稲荷間は廃止された。しかし、稲荷−京都間の一部は奈良線となり復活した。
稲荷駅にあるランプ小屋(危険品庫)は、旧東海道線の建築物として残った唯一のもので、JR最古の建物である。建造は1879年(明治12年)10月。
「危険品庫は、・・・・電灯が普及していなかった当時、室内灯、車両灯、信号灯、標識灯などはすべて石油ランプに頼っており、その石油類ををしまっておくのが目的だった。そのため「油庫」「ランプ小屋」あるいは「ランプ部屋」とも呼ばれた。」JTBキャンブックス『鉄道考古学を歩く』浅野明彦著より
駅横道路より ホームより
◆場所:京都市伏見区深草御前町 ◆交通:JR奈良線「稲荷駅」奈良行きホーム横 |