JR関西本線(柘植〜加太)の構造物 |
関西鉄道は、1889(明治22)年に草津〜三雲間が開通し、翌年に三雲〜柘植(つげ)間が、同年末に柘植〜四日市間が開通する。伊賀市と亀山市の間にある「加太(かぶと)越え」は25‰の急勾配である。この最高地点を通る加太トンネルは日本で初めて竪坑を使って建設された鉄道トンネルである。現在も竪坑の跡が残っている。また、その近くに工事で使用した煉瓦を製造した窯の跡も残る。柘植駅にはランプ小屋(危険品庫)があり、柘植駅と加太駅の間には当時の架道橋や拱渠が残る。
柘植駅のランプ小屋(★1)
伊賀市柘植町岡鼻にある架道橋(★2)
鴉山池近くにある橋梁跡〜工場の入り口になっている(★3)
鴉山池東側近くの国道25号との交差する橋梁(★4)
加太トンネル手前の橋梁(★5)
加太トンネル(柘植側)〜車内より撮影(★6)
(山道からトンネル横へのアクセスは藪が茂っており困難)
加太トンネルの竪坑跡〜山道の西側の山林中(★7)
(山道からすぐ近くにあるので、山道からも見える)
竪坑跡近くにある煉瓦を焼いた窯跡(★7)
大和街道架道橋の近くにある(★8)
大和街道架道橋(★9)
加太板屋にある橋梁(★10)
屋渕川橋梁(★11)
加太駅の北側にある拱渠(★12)