JR片町線の鉄道施設 >京都の産業遺産へ >HOMEへ Update:2006/10/17
京都府南部の鉄道は、私製鉄道会社である関西鉄道(1888年免許認可)がその多くを敷設した。現在の片町線の一部、木津町〜京田辺市区間は1898年(明治31年)6月に開業した。この区間は、城河鉄道が敷設の免許を取得していたものを、関西鉄道がその権利を引き継ぎ建設したものである。
■防賀川トンネル
防賀川トンネルは、煉瓦造りの天井川トンネルで、延長15.3m、断面高約5.6m、関西鉄道が敷設したトンネル中最大のものである。煉瓦積みはすべて長手積みで、坑門のみイギリス積みである。
◆場所:京田辺市興戸 ◆交通:近鉄京都線「興戸駅」徒歩3分 |
■天神川トンネル
天神川トンネルは、煉瓦造りの天井川トンネルで、延長20.2m。南方坑門は1915年に鉄筋コンクリートで補強が行われ、若干延伸されている。
◆場所:京田辺市薪天神堂 ◆交通:JR片町線「京田辺駅」徒歩15分 |
■馬坂跨線橋
馬坂跨線橋は、煉瓦造り、一部石張りの3連アーチ橋で、上には水路が通っている。
◆場所:京田辺市田辺南田 ◆交通:近鉄京都線「新田辺駅」より徒歩15分 |
■手原川橋梁
交間は22.5m。橋梁はイギリス積みの煉瓦構造で、隅石による補強がある。
■薪架道橋
■小山川架道橋
■手原川橋梁 ◆場所:京田辺市大住小林 ◆交通:JR片町線「大住駅」より徒歩10分 ■薪架道橋 ■小山川架道橋 |