かわらミュージアム |
近江八幡の瓦製造は、江戸時代初期にまでさかのぼるといわれ、京都の伏見の瓦職人が八幡の寺院建築のために移り住んだことがはじまりといわれています。その後、近江の西村半兵衛が安価で軽い桟瓦(さんがわら)を1674年に考案したのを機に、生産が増え、「八幡瓦」と称されるようになりました。
かわらミュージアムは、近江商人の本拠地として当時の町並みも保存されている近江八幡の特色を生かして、「かわら」という視点で、景観を見ていこうと生まれました。ミュージアムは、町並み保存地区の中にある瓦工場の跡地に建てられています。建物10棟のうち3棟が当時の建物の復元棟となっています。
1階の常設展示室には、「近江八幡の瓦」に関する資料が展示されています。瓦の歴史や製造方法、製造時の道具などが展示されています。鬼瓦や瓦人形も見事です。
2階常設展示場には、日本と外国の主な瓦を展示してあります。
また、ミュージアムの建物を出てすぐの敷地内には、瓦を焼くときに使った「だるま窯」の復元が展示されています。
◆開館時間:午前9:00〜午後4:00
◆休館日:月曜日(祝日の時は翌日)、祝日の翌日 ◆入館料:一般300円、小中学生200円 ◆交通機関:JR「近江八幡」駅下車 → 近江鉄道バスで「大杉町」バス停下車、徒歩3分 ◆住所:滋賀県近江八幡市多賀町738ー2 電話 0748−33−8567 FAX 0748−33−8722 |