河内貯水池

 河内(かわち)貯水池は、八幡製鐵所の第三期拡張工事の一貫として1919(大正8)年に着工、1927(昭和2)年に竣工した重力式含石コンクリートダムである。貯水池畔にある掲示板には次のような説明がある。

 河内堰堤
 大正8年に着工され、前後面石積みの重力式含石コンクリート造りである。貯水能力は700万m、頂上高さ189m、頂上幅3.5m、最大底幅34.1m、堤体高さ44.1m、堰堤容量68,400m
 この継手面にはコンクリートブロックが積まれ、その一部凹部に漏水防止用の銅板がモルタルで埋め込まれており、現在も継手面からの漏水はみられず、当時の技術水準の高さがしのばれる。

 河内貯水池
 取水塔
堰堤下にある弁室 管理事務所

 河内貯水池には様々なデザインの橋梁が存在し、河内五橋と呼ばれている。特に、南河内橋は湖面に真っ赤な鉄骨構造が映えるレンティキュラートラス構造の橋で日本に唯一現存するものである。
 南河内橋
猿渡橋 水無橋
中河内橋 北河内橋
南山の田橋

◆所在地:北九州市八幡東区大蔵2500-1、他
◆交通:JR「八幡駅」下車、西鉄バス56系統で「南河内」下車(南河内橋の前です)

河内貯水池の周囲は整備されており、ジョギングをする人が多かった。周辺に公衆トイレも4つほどある。
バスは、午前出発は8時10分1本しかない。「上重田(かみじゅうた)」へ行くバスがあるので、これで終点まで行き、歩くと良い。河内貯水池までは15分ほどである。

戻る

HOMEに戻る