国立こども科学館(National Children's Science Center) update:2018/03/19 |
建物外観 国立こども科学館は、ソウル特別市の昌慶宮の東にある。韓国の科学博物館の歴史は1927年までさかのぼり、当初は南山倭城台にあった旧朝鮮総督府の建物が使われた。1962年に現在の地に移転・開設し、1990年に大田広域市に国立中央科学館が開設したことを機に、ソウル科学館に名称を変更した。2017年に国立こども科学館に名称を変更し、同年12月に開館式が行われた。つまりこども科学館になったばかりなのである。 科学館は、本館のみでそれほど広い建物ではない。1階入口を入ると宇宙と太陽をあらわしたシンボルがある。館内への入場はおよそ1時間ごとになっていて、予約が必要なようである。入場数を一定数に制限する措置かと思われる(私は調査・見学ということでお願いし、待たずに入れていただいた)。1階には「感覚の遊び場」というテーマで、遊びながら科学を学べるような展示物がある。また、天体投影館、科学劇場、こども教室がある。2階には、想像の遊び場、創作の遊び場、4D映像館がある。2階には製作工房があり、陶芸やレーザー加工機などがあった。屋上は天の広場といい、科学の遊び場や天体観測所、温室などがあるそうだが、当日は閉鎖されていた。 科学館は、小学校生徒までのこどもを対象にしたもののようで、体験を通して科学を学ぶようになっているようだ。私が一番興味を持ったのは、木星歯車でボールを転がす機構である。これだけ大きなものは初めて見た。ボールは、ボーリングの球やビリヤードの玉が使われていた。 展示の説明は韓国語のみ。パンフレットやウェブページも韓国語のみである。 |
宇宙・太陽系・時間のシンボル 感覚の遊び場 感覚の遊び場 感覚の遊び場 想像の遊び場 想像の遊び場 歯車機構(想像の遊び場) 製作工房 |
■開館時間: 09:30~17:30 ■休館日: 月曜日 ■入館料: 大人(20歳~64歳)2,000ウォン、青少年(8歳~19歳)1,000ウォン、児童・65歳以上は無料 ■交通: 地下鉄4号線「恵化」駅下車、4番出口徒歩10分 ■住所: 韓国ソウル特別市鐘路区昌慶宮路215 電話:02-3668-3350 ■Web: http://www.csc.go.kr/ (韓国語) |