木製パズルKNOTTY    2020.6.30
 
 東急ハンズに「15角サイコロ 50入」という15mm角の木製の立方体が50個入っている商品がある。300円なので、1個あたり6円である。以前、中国製の10mm角の同じような木製立方体を購入したことがあったが、誤差が大きすぎて使い物にならなかった。それに比べ、この製品はバラツキが少なく、ほぼ0.2mm以内に収まっており、0.5mm小さかったのは1個だけであった。
 これを使って木製パズルを作った。

図1

1.ピース


 図2のような形のピースを立方体を8個使って作る。同じピースを3個作る。立方体は24個必要である。

図2

2.ピースの作り方
 図3のような3面を直角とした治具を作っておくと、正確に立方体を配置・接着できる。

図3

 (1)まず、図3のように4個の立方体を接着する。このとき真ん中の2つの立方体は他のものよりサイズが大きめのものを使うと,組み合わせた時にやりやすくなる。

 (2)次に端の立方体に1つ立方体を接着する。

図4図5

 (3)もう一方の端に、スペースを空けるために2個の立方体と紙をはさんで接着する。接着後の様子を図5に示す。

図6

 (4)2個の立方体を接着しておき、それを接着する。あいだに15mmの幅の棒を差し込み、紙をはさんで接着すること。これでピースの作成は終わりである。同じ方法であと2つのピースを作る。

 接着には、「木工用ボンド(速乾タイプ)」を使用した。接着時間が速いので使いやすい。
 ピース作成のポイントは、紙2枚分くらいのすきまを確保しておくことである。キチキチに作ると、あとで入りにくくなる。

 最後に、接着によるでこぼこを修正し、ペーパーをかけてできあがりである。

3.組み方
 以下の図を参照。最後にピースを2回ずらす。







○以上のパズルは、以下のアメリカの書籍によった。
 『WOODEN PUZZLES』Brian Menold著、 The Taunton Press, 2016(Amazonで購入した)
 この本はパズルよりも木材加工で使われている丸ノコ盤用の治具がとても参考になる。

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