駒沢給水所配水塔   update:2020/02/06

 駒沢給水所は、関東大震災後、東京郊外の人口増加に対応するために作られた。多摩川の伏流水を水源とし、砧下浄水場のろか池を通り、駒沢給水所までポンプで送られた。水は配水塔に溜められたのち、自然流下によって送水された。当時はポンプの性能が低かったため、高いところから自然に流下させる必要があった。給水塔は1924(大正13)年竣工、設計は中島鋭治である。配水塔は南側が1号塔、北側が2号塔で、高さ約30m、最大内径約15m、容量は約2775立方メートル(1塔あたり)である。
(撮影:2009年3月)

 

 

 
第1ポンプ室(1933年竣工)                           量水室

渋谷町翠堂布設記念碑(1927年建立)

■所在地:東京都世田谷区弦巻2丁目41-5
■交通:東急新玉川線「桜新町」駅下車、徒歩15分



<Back>
<Home>