鉄道博物館(Railload Museum) update:2018/03/17 |
本館建物 鉄道博物館は、京畿道義王市にある韓国鉄道公社(KORAIL)が運営する博物館である。1988年1月に開館した博物館は、本館と屋外展示場から成る。パンフレットによれば、最初の鉄道博物館は1935年に竜山鉄道従業員養成所の中に開設された。1997年には旧ソウル駅にも開設されたが、2003年に現在の博物館に統合されたとのことである。 まず本館からみてみよう。1階中央ホールには、1897年3月に敷設された京仁鉄道で運行したパーシー型蒸気機関車の1/5模型が鎮座する(注)。右の部屋が「歴史室」、韓国鉄道の歴史をたどる。そこから、車両模型などが並ぶ「車両室」をぬけ、「運転体験室」へ、その横には、大きな鉄道模型ジオラマがある。 2階に上がると、「電気信号通信室」がある。鉄道の電気通信の発達をたどることができる。次は、「施設保線室」で、各種レールや線路補修装備などが展示されている。次の「運輸運転室」には、従業員の制服や切符、切符印刷機などが展示されている。最後の「KTX室」は韓国新幹線KTXの動画を見ることができる。 屋外展示場には、20種類ほどの車両が並ぶ。特に注目したいのは、「パーシー型蒸気機関車23号」(登録文化財417号)や「大統領専用客車」(登録文化財419号)、「狭軌有蓋・無蓋貨車」(登録文化財421・422号)、大統領特別ディーゼル電気動車」などである。 展示説明は韓国語と英語であるが、タイトルに漢字が併記されているものもある。日本語パンフレットあり。 (注)パンフレットには1/10縮尺とあるが、展示プレートには1/5縮尺とある) |
パシフィック1型機関車NO.4288模型(1/5) 信号機など 連絡用電話(1906年) 線路コレクション 切符印刷機(1956年~) 切符裁断機 加熱炉(1950年代) 車両部品の鋳造木型 大統領特別ディーゼル電気動車(左は1969年日本車輌製) KTX ミカ3型機関車NO.161(1940年製) ディーゼル電気機関車6-251B(1954年製) 大統領専用客車とロゴ(1927年製) パーシー型蒸気機関車NO.23 (1942年製) ヘギ2型蒸気機関車NO.13(狭軌道) |
■開館時間: 09:00~18:00(3月~10月)、09:00~17:00(11月~2月) ■休館日: 月曜日(祝日のときは翌日)、祝日の翌日、1月1日、旧正月、秋夕 ■入館料: 大人(19歳~64歳)2,000ウォン、子供・青少年(4歳~18歳)1,000ウォン ■交通: 地下鉄1号線「義王」駅下車、2番出口、線路に沿って南下する。徒歩10分。 ■住所: 韓国京畿道義王市鉄道博物館路142 電話:031-461-3610、 FAX:031-460-4322 ■Web: http://www.railroadmuseum.co.kr/ (韓国語・英語・日本語) |