小菅修船場跡 |
JR長崎駅から長崎バス「ダイヤランド車庫行き」か「晴海台高部行き」のバスに乗車、「小菅町」で下車すれば、入り江のところに修船場跡が見える。小菅(こすげ)修船場跡は、1969(昭和44)年に国史跡に指定される。説明の看板には次のように書かれている。
薩摩藩士五大才助(のち友厚)が小松帯刀・英人グラバーの協力を得て建設した洋式スリップ・ドックで、明治元年(1868)12月竣工した。船台がソロバン状であったから、通称ソロバンドックと呼ばれた。船体引揚げ用蒸気機関その他施設一切は、グラバーの仲介で英国から輸入された。
明治2年(1869)3月政府が買収、対岸の官営長崎製鉄所の所管とした。のちこの官業は民営に移管され、三菱造船所となる。