広島市交通科学館 Hiroshima City Transportation Museum |
広島の新交通システム「アストラムライン」の長楽寺車庫の上に建てられた博物館である。開館は1995(平成7)年。
1階は屋外広場とともに無料開放されている。ここには、ミュージアムショップ、クラフトルーム(工作室)、ライブラリ(図書室)がある。屋外広場には1周200mのサイクルロードがあり、おもしろ自転車が常備されている。利用料は30分100円。
屋外広場 クラフトルーム
2階には、模型展示を中心に航空機、船舶、自動車、鉄道など2400点の模型が展示されている。その間をぬうようにいくつかのシンボル的な実物展示がある。運転シミュレータは人気の展示である。
航空機 船舶
路面電車の歯車 ライトフライヤー1号機のエンジン模型
ロータリーエンジン
3階には交通模型の大パノラマが展示されている。それを4階から見ることができる趣向になっている。
大パノラマ
ほとんどが模型なのが残念である。やはりほんものを見せて欲しいものだ。また、説明が十分でなく、これを見ても子どもたちは交通がどのように発達していったのか、どのような仕組みで動いているのか、十分な知識が得られないと思われる。展示が2階のみで、3階、4階がパノラマとそれを見るというのはコンセプトは正直言ってよくわからない。
屋外広場に展示されている被爆市電は一見の価値がある。
広島電鉄650形路面電車(1942年製造、1945年被爆大破、1946年復旧)
広島高速交通アストラムライン
◆開館時間:09:00〜17:00 ◆休館日:月曜日、国民の祝日の翌日、8月6日、年末年始(12/29〜1/3) ◆入館料:大人500円、小中高校生250円 ◆交通機関:アストラム「長楽寺駅」下車徒歩5分 電話 (082)878−6211 FAX (082)878−3128 |