筑豊の鉄道構造物 update:2020/05/12 | ||
明治政府は、1886(明治19)年に福岡県令の鉄道敷設計画に対し、私設鉄道敷設の許可を与えた。1988年に九州鉄道が発足し、翌年12月に博多~千歳川間を開業した。その後、1891年8月には門司~熊本間および鳥栖~佐賀間が開業、また筑豊鉄道、伊万里鉄道、豊州鉄道、唐津鉄道等を合併した。 1906年、鉄道国有法の成立により、九州鉄道は1907(明治40)年に国有化された。筑豊地域には、これらの古い鉄道構造物が各地に残る。 ■茶屋町橋梁 (2009.9撮影) 説明板には、以下のような内容が書かれている。
■交通:「西小倉」駅前より、西鉄バス[1]黒崎バスセンター行きに乗車、「岩渕橋」下車、徒歩5分 ■尾倉(おぐら)橋梁 (2009.9撮影) 説明板には、以下のような内容が書かれている。
■交通:JR「八幡」駅南口下車、南東方向に徒歩15分 ■欅坂橋梁 欅坂橋梁は、JR日田彦山線の採銅所~香春(河原)間にあるねじりまんぽ橋梁である。竣工は1915(大正4)年。 (2009.9撮影) ■所在地:福岡県田川郡香春町大字採銅所 ■交通:JR日田彦山線「香春」駅下車、北へ徒歩30分 ■第二金辺川(きべがわ)橋梁 欅坂橋梁の横にある鉄橋。竣工は1915(大正4)年。 (2009.9撮影) ■所在地:福岡県田川郡香春町大字採銅所 ■交通:JR日田彦山線「香春」駅下車、北へ徒歩30分 ■折尾高架橋 1914(大正3)年に建造されたレンガアーチ橋。ねじりまんぽ構造になっている。 (2009.9撮影) ■所在地:福岡県北九州市八幡西区南鷹見町 ■交通:JR「折尾」駅下車、すぐ。 ■旧折尾駅舎と駅地下道 1891(明治24)年に九州鉄道が開業、少し遅れて筑豊興業鉄道が開業し、1895(明治28)年に両社は共同駅舎とし、立体交差とした。旧駅舎は1916(大正5)年に改築されたものである。構内の地下道は1911(明治44)年に完成したものである。 (2009.9撮影) ■所在地:福岡県北九州市八幡西区堀川町 ■内田川橋梁 1895(明治28)年に豊州鉄道が行橋~伊田間が完成し、内田川橋梁はこのときにできたものである。豊州鉄道は九州鉄道に合併、のちJR田川線となり、1989(平成元)年に平成筑豊鉄道となった。橋梁の南側はレンガ積み、北側は切石積みと見る側でまったく違う印象の橋梁である。 (2009.9撮影) ■所在地:福岡県田川郡赤村大字内田818-5 ■交通:平成筑豊鉄道「内田」駅下車、南へ徒歩15分。 ■内田川橋梁近くで見た架道橋 (2009.9撮影) ■勾金(まがりかね)駅のランプ小屋 勾金駅は、1885(明治18)年に 豊州鉄道の初代の香春(かわら)駅として開業した。1943(昭和18)年に勾金駅となる。(旧・小倉鉄道の上香春駅が2代目香春駅となった。) ■所在地:福岡県田川郡香春町大字中津原1679-2 ■中津原橋梁 1895(明治28)年に開通した豊州鉄道の橋梁として建造されたものである。近くには小倉鉄道が1915(大正4)年頃に建造した橋台のみが残る橋梁跡がある。 (2009.9撮影) ■所在地:福岡県田川郡香春町大字中津原地先 ■交通:平成筑豊鉄道「勾金」駅下車、西へ徒歩10分 |