自動変色LEDを使ったミニツリー 2022.11.24 |
まもなく12月。そろそろクリスマスの声が街のあちこちで聞かれるようになります。今回は、孫のために作ったクリスマス用のミニツリーです。アクリル板で製作し、以前に使用した自動で色が変わるLEDを組み込みました。 図0 材料は、厚さ5mmの透明アクリル板を使いました。5ミリにしたのは手持ちがなかったためで、加工が大変でした。3mmくらいが適当だと思います。 LEDは、「OSTB5131A-IC」というもので、秋月電子で1本100円で購入。3Vの電池ならば、抵抗をつながなくても動きます。スイッチをつけて電池スナップをとりつけました。 図1 回路図 全体の構成は図2のようになっています。 図2 全体図 1.材料の加工 アクリル板の加工図を図3~図に示します。木のかたちはそれぞれ考えて下さい。私は子ども用に考えたので、尖った部分をなくすようにデザインしました。これを型紙として、アクリル板に写し加工します。大ざっぱにカットしあとはヤスリで仕上げます。角のある部分はすべて削り丸みを帯びさせておくとケガをする心配はありません。アクリルの表面にカッターや千枚通しでキズをつけておくと、光が乱反射してきれいに見えます。エッジとなる厚み方向の部分は、曇りガラスのような感じにサンドペーパーで磨いておくとよいと思います。 図3 加工図1 図4 加工図2 図5 加工図3 図6 加工図4 図7 型紙(左)を使って形を写す 図8 大ざっぱにカット 図9 加工が終わったアクリル板 2.組み立て 最初に、図3と図4のアクリル板を接着します。私の場合は厚さ5mmで自立したので、端をセロテープでとめるだけでした。厚さ3mmだと自立しないかもしれませんので、そのときは横に箱を置いて固定するなどの工夫が必要です。2枚目の板を接着するには、下に台などを置いて図3のアクリル板が平面になるようにしてから、同じやり方で接着します。アクリル用接着剤は、流し込むタイプなので、数十秒で動かなくなりますから、その間だけ慎重に手で押さえておくという方法でも接着は可能です。(ただし、固化するまでは時間が必要ですから、すぐに乱暴に扱わないこと) 次に円筒パイプに円板を接着します。この上に先ほど接着した木の部分を接着します。木を接着するときはLEDを入れる穴がずれないように注意します。 LEDとスイッチ、電池スナップの配線は簡単なものですが、ハンダごてをアクリル板に接触させないように注意してください。LEDをスイッチにハンダ付けすることで、LEDを固定しています。 図10 配線の様子 このLEDは赤、緑、青のLEDをランダムに点灯させているので、点灯しているLEDの色や点灯の強さによって、流れる電流が異なります。私がテスターで測定したところ、約5mA~約13mAまで変化しました。そこそこ電流を消費しますから、こまめにスイッチを切ることをお勧めします。 【秋月電子通商のHP】 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-11111/(2022.11.24閲覧) |
<ものづくりのページに戻る> <HOMEに戻る> |