三栖閘門資料館 Updated on 2004.9.13 |
三栖閘門資料館は、国土交通省が役割を終えた三栖閘門とその周辺を活用する「三栖閘門維持管理計画」に基づいて開設されたものです。
三栖閘門は、もともと宇治川の大正洪水(1917)をきっかけに建設された施設で、舟の通行だけでなく、治水施設としても重要な役割を果たしています。
1918年に始まった淀川改修増補工事は、1922年から宇治川右岸の観月橋から三栖までの築堤工事へとすすみ、この工事によって伏見港と宇治川との間の舟の通行ができなくなりました。そこで、治水施設を兼ね、宇治川と濠川との合流点に閘門を設け、舟の通行ができるようにしました。
1962年に船運がなくなり、天ヶ瀬ダムの完成で宇治川の水位が低下したため、三栖閘門はその役割を終えました。
三栖閘門資料館(旧操作室)
閘門(濠川側)
閘門のゲート部分
資料館の外にあるゲートの巻き上げ機
内務省の紋が刻まれた旧操作室の鬼瓦
防絃材(舟の衝突をやわらげる)が敷き詰められた歩道
閘門の横にある「三栖洗堰」
◆開館時間:午前9時〜午後4時 ◆休館日 :月曜日 ◆入館料 :無料 ◆交通機関:京阪電車「中書島駅」より徒歩10分(以下のHPに地図あり) ◆連絡:075−605−5478 ◆URL:http://www.misu-museum.jp/ ◆おまけ:伏見の川をめぐる「十石舟」に乗ると、この資料館が行程に組み込まれている。(料金:800円(大人))、時間は約45分、期間は3月末〜11月末まで、詳細は上記のURLに情報あり。 |