門ノ前斜拱渠(ねじりまんぽ) |
阪急電車京都線の茨木市駅で下車し、駅北口の道路(府道15号線)を北進する。JR東海道線と交差する手前を西に入り、住宅街の中を進むと、門ノ前橋梁がある。きわめて良好な保存状態で、『日本の近代土木遺産』にも「ほとんど原形のまま残る京阪神間で唯一の煉瓦拱渠」という説明がある。竣工は1876(明治9)年で、幅3.2mのトンネル。生活道路となっている。
橋梁の西側にある「元茨木川緑地」をへだてて、JRの鉄橋が見えるが、この鉄橋の橋桁にも煉瓦のおもしろい形の文様がついている。
南側 北側
内部
隣にある鉄橋の橋桁
★参考資料:『日本の近代土木遺産【改訂版】』(土木学会) (なお、この本の中で、「門ノ前橋梁」は高槻市に分類されているが、間違いである)