本河内低部堰堤および高部堰堤

 本河内(ほんごうち)低部堰堤は、1903(明治36)年に竣工した水道ダムで、吉村長策が設計している。高さ22.71m、長さ115.15mの重力式ダムである。ダム直下は資材置き場となっており、また、北側の通路は閉鎖されているため、国道34号のフェンスの隙間から見ることしかできない。国道34号を東に向かって歩いていくと、しばらくは防音壁が続くので下を見ることができないが、そのうち金網のフェンスとなる。ちょうど堰堤のあたりになる。

P1050417.JPG (435389 バイト) P1050419.JPG (450589 バイト)

 本河内高部堰堤は、1890(明治23)年に竣工した日本初の水道用ダムである。設計は吉村長策、高さ18.15m、長さ127.27mのアースダムである。上流部に新ダムが建設されている。こちらは近くまで行くことができる。国道34号に沿って歩いていくと、バイパスから分かれる道が下がるようにあるので、こちらに行けば、配水池の横を通り、堰堤の近くまで行くことができる。

P1050420.JPG (452638 バイト) P1050422.JPG (456956 バイト)

高部堰堤下にある配水池は、1891(明治24)年に竣工した水道施設で、函館・本町、呉・宮原についで、全国で3番目に古い現役の水道施設である。

P1050427.JPG (446960 バイト) P1050428.JPG (441257 バイト)


◆所在地:長崎市本河内1丁目、2丁目

◆交通:長崎市電3・4・5系統に乗車終点「蛍茶屋」下車、徒歩15分/25分



戻る

HOMEに戻る