名古屋港跳上橋   update:2018/04/15

 名古屋港跳上橋は、名古屋港の堀川と中川を結ぶ運河の堀川口に架設された可動橋である。1927(昭和2)年竣工。
 橋梁の長さ63.4m、うち可動桁長さが23.8mである。
 1980(昭和55)年、この区間の鉄道廃止に伴い、橋桁を跳ね上げた状態で保存された。1998(平成10)年に国の登録有形文化財に指定された。
 地下鉄名港線「名古屋港」駅を下車し、東に向かうと運河があるので、それに沿って進むと、橋が見えてくる。運河の南側が可動部で、北側には固定部の線路が途切れた状態である。跳上橋を渡ることはできないので、移動は手前にある稲荷橋を渡らなければならない。保存状態はあまりよくない。私が訪れた時は、付近に説明の看板もなかった。残念なことである。

 近くには、南極観測船ふじが展示されており、また名古屋港水族館もある。

 可動桁

 

 固定部の端

稲荷橋よりのぞむ

設計・製造の山本工務所の銘板


◆場所:名古屋市港区入舟、千鳥2~4地先
◆交通:名古屋市営地下鉄名港線「名古屋港」駅下車、東に徒歩7分

写真は2011年撮影のもの
 

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