中空知の炭鉱遺産
Updated on 2014.09.02

 1874年(明治7年)に開拓使に雇われた米人ライマンらにより行われた地質調査によって、赤平周辺で石炭の大露頭が発見されたが、交通の便が悪いことから本格採掘は1890年(明治23年)と遅れた。中空知地区にあった炭鉱は、『そらち炭鉱遺産散歩』
(北海道新聞空知「炭鉱」取材班編著、共同文化社、2003.10)によれば以下の通り。今回は、赤平、歌志内の炭鉱遺産を訪問したので紹介する。
地域  炭鉱の名称  開鉱〜閉鉱 
赤平  住友赤平炭鉱  1895〜1993 
  茂尻炭鉱  1918〜1969 
  豊里炭鉱  1937〜1967 
  北炭赤間炭鉱  1938〜1973 
歌志内  空知炭鉱  1890〜1995 
  北炭神威炭鉱  1891〜1971 
  住友上歌志内炭砿  1894〜1988 
  住友歌志内炭鉱  1905〜1971 
芦別  三菱芦別炭砿  1914〜1964 
  油谷炭鉱  大正期〜1965 
  明治鉱業上芦別炭鉱  1935〜1963 
  高根炭鉱  1938〜1967 
  三井芦別炭鉱  1939〜1992 
上砂川  三井砂川炭鉱  1899〜1987 
奈井江  三井奥奈井江炭鉱  1947〜1966 




 住友赤平炭鉱立て坑櫓

 北炭赤間炭鉱選炭工場

 赤平ズリ山(777段)

 住友赤平炭鉱排気立て坑

悲別ロマン座 上歌志内付近で見つけた遺構

故山田三郎氏邸宅 フットパスマップの看板

JR赤平駅は交流センターを兼ねたお城のような建物だ。この交流センター窓口で「赤平フットパスマップ」を配布している。赤平の炭鉱遺産が詳しく書かれているので、最初に入手し、まわることをお勧めする。

【住友赤平炭鉱立て坑櫓】
■所在地:赤平市赤平

■交通:JR根室本線「赤平駅」下車、徒歩10分

【北炭赤間炭鉱選炭工場/赤平ズリ山】
■所在地:赤平市美園
■交通:JR根室本線「赤平駅」下車、徒歩5分

【住友赤平炭鉱排気立て坑/悲別ロマン座】
■所在地:歌志内市上歌
■交通:JR「赤平駅」または「滝川駅」より「歌志内市街」経由の中央バスに乗車、「上歌志内」下車、すぐ


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