南海本線紀ノ川橋梁と河西橋 |
和歌山市駅を降り、左に進むと踏切がある。踏切を渡り、南海本線の線路に沿って、右に進むとやがて紀ノ川岸に出る。そこに紀ノ川橋梁はある。紀ノ川橋梁は、プラットトラス橋で、米国・A&Pロバーツ社設計、アメリカン・ブリッジ社製作のもの。全長627.12m、1902(明治35)年竣工。煉瓦の橋脚が美しい。
紀ノ川橋梁から紀ノ川河畔を南西に向かって歩くと、河西橋に出る。河西橋はかつて南海電鉄加太支線の橋梁であった。1966(昭和41)年に加太線が廃止され、その後人道橋として生まれ変わる。
和歌山市駅から紀ノ川橋梁に行くまでの間に和歌山競輪場がある。競輪場の一部は煉瓦造り建物を転用しており、なかなか壮観である。外壁には「紀ノ川倉庫」という文字が読み取れる。
南海本線が通る煉瓦積みの橋梁
南海本線が通る橋梁(煉瓦の土台が残る)