（左）パンフレット(1996年）、　（中）パンフレット(2005年）、　（右）博物館の建物

　ＮＨＫ放送博物館は、ＮＨＫの放送開始３０周年を記念し、1956年に設立された。　放送博物館の建物は、開設当時は、本放送で使用されていた愛宕放送局の局舎が使われていたが、1968年に新しく建設された。

　ＮＨＫの前身である東京放送局は、1925年３月22日に日本で初めての放送をスタートさせた。しかし、最初の放送はここ愛宕山の放送所からではなく、東京・芝浦の府立高等工芸学校（現在の東京工業大学附属工業高校）内の図書室の仮設放送所から日本で最初の放送が行われた。その後、７月12日に愛宕山放送局から本放送が開始された。

「放送博物館」では、ラジオ放送の誕生から最近のハイビジョン放送に至るまで、様々な貴重な資料が展示されている。

　１Ｆ：「放送開始８０年」〜放送誕生にまつわる発明や技術を体験できる

　　
（左）開始当時のラジオセットやスピーカー、　（中）高柳健次郎発明のテレビ装置の復元、　　（右）開始当時のスタジオの様子

　２Ｆ：「放送の歴史」〜各種の放送機材や受信機・受像機の実物展示

　　
（左）放送開始当時に使われたマイクロフォン、　（中）当時の鉱石ラジオセット、　　（右）古いラジオセット

　３Ｆ：「放送が伝えた８０年」〜「ひょっこりひょうたん島」のセットなどなつかしい番組資料の展示

　　
（左）報時用の時計、　（中）各種マイクロフォン、　（右）最初のトランジスタラジオ(SONY製）

　４Ｆ：「放送のライブラリー」〜番組公開ライブラリーと図書・史料ライブラリーの公開

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