博物館入口 恐竜の骨格
■歴史概要
1980年に博物館の計画が立てられ、翌年準備室が発足した。
博物館は「台湾における自然物の生物学的多様性及び先住民の人類学的事物の調査・収蔵・研究を基礎とし、展示と教育活動を通して「人と自然」の理念を提唱している。そして一般大衆があらゆる角度から人と自然の相互依存の関係を認識できるよう、国民の自然科学知識の普及と向上を任務とし、また将来アジアにおける重要な博物館の一つとして国際レベルに到達することを発展の目標」としている。
1986年に、科学センターとスペースシアターが公開され、1988年8月には、イギリス人James Gardner設計の生命科学ホールが公開された。
その後、人類文化ホール、地球環境ホール、鳥瞰シアター、3Dシアター、環境シアターが1993年に完成している。
1999年7月には、4.5haの広さを持つ植物園が公開された。
■展示物等
博物館は、本館、科学センター、通りを隔てた北側にある植物園で構成される。
各地区の展示物の概要を以下に記す。(日本語パンフレットあり)
【本館】〜生命科学ホール、人類文化ホール、地球環境ホール、3Dシアター
1階
・中国の科学と技術/中国の医薬/農業/水運儀象台
・生命の世界への入口/生命の起源/陸上に上がった生命/植物の進化/恐竜の時代
・大王イカ/微視的世界/地球のダイナミズム
・3Dシアター/鳥瞰シアター
簡儀 指南車
指南針 地動儀
牛の針壷図 臥輪式水排
2階
・台湾南島語族の文化/漢人の精神生活/古代の中国人
・人間の一生/人類の故事/ほ乳類の進化と適応/絶滅/空を征服した生命
・地球生命/人類と環境/台湾の自然と生態
竜骨式水車 台湾の寺院建築様式
台湾南島語族の舟 同家屋
地下
・自然の音/自然の色/数と形
・他用途シアター
・太平洋ギャラリー
・海の探索/鉱物の展示/地下の財宝
・環境シアター/SOSシアター
・科学教室
多角形 数を数える
【科学センター・太空シアター】
・太空シアター(1F)
・科学の探索(BF)
・半導体の世界(2F)
・宇宙の伝説(3F)
・物質の奇想世界(4F)
【植物園】
・熱帯雨林温室/北部低海抜区/中部低海抜区/南部低海抜区/隆起珊瑚礁区/海岸林区/台東蘇鉄区/蘭の島区
◆開館時間:09:00〜17:00
◆休館日:月曜日(祝日・振替休日を除く)、旧暦の大晦日・元旦
◆交通: 台湾高速鉄道「高鉄台中駅」下車、シャトルバスで「台中そごうデパート前(科博前)」 ◆問い合わせ先:台中市館前路1号 |