布引ダム 布引貯水池の五本松堰堤 |
「布引ダム」(布引貯水池の五本松堰堤)は、1900年(明治33年)3月に完成した日本最古の重力式コンクリートダムである。
1890年に神戸市にコレラが流行したことで、近代的水道施設の必要性が叫ばれ、イギリス人技師バルトンが設計を行った。1900年4月から給水が行われた布引貯水池は、神戸市民の水道施設である。
山陽新幹線「新神戸駅」下を抜けるとすぐに煉瓦造りの橋がある。砂子(いさご)橋は堰堤と同じ年に完成した橋である。橋を渡るとすぐに急な石段が続く。しばらく歩くと「雌滝」(14m)がある。さらに流れに沿って進むと勇壮な「雄滝」(43m)がある。これらの滝を「布引の滝」と称する。「雄滝」を右に回るように登り、茶店の軒先を抜けると神戸市内が一望できる展望台がある。展望台の左を進みしばらくいくと大きな壁が現れる。これが「五本松堰堤」(布引ダム)である。行程は片道30分ほどだが、急な坂道は上りも下りも足に応える。
砂子橋 雄滝
堰堤にある音声解説機(水道管が使われている)
堰堤 貯水池
ダムの下にある浄水施設
◆交通機関:JR・阪急「三宮駅」で地下鉄に乗り換え「新神戸駅」下車、北へ徒歩約30分 ◆所在地:神戸市中央区葺合町 問い合わせ先:神戸市水道局 電話 (078)322−5871 ◆Web Site:http://www.city.kobe.jp/cityoffice/51/supply/facility/reservoir.htm#nunobiki |