逢坂山トンネル跡 Updated on 2004.10.11 |
京阪電車京津線の「上栄駅」を降り、京都方面へと国道161号線を戻ると、現在のJR東海道線を横切る。さらに進むと京津線の踏切がある。踏切の東側には旧東海道線の橋梁跡とみられる煉瓦積みがある。さらに進むと「大谷加圧ポンプ場」のうらにひっそりと「逢坂山トンネル東口」はあった。
掲示されている説明には以下のように書かれている。
鉄道記念物「旧逢坂山ずい道東口」
「このずい道は明治11年10月5日東口から、又同年12月5日西口からそれぞれ掘さくを始め、約1年8ヶ月の歳月を費して明治13年6月28日竣工したもので、大正10年8月1日線路変更により廃線となるまで、東海道本線の下り線として使用されていたものであります。
全長664.8mにおよぶこのずい道は日本人技術者が外国技術の援助を得ずに設計施工した、我が国最初の山岳ずい道として歴史的な意義を持つものであります。
坑門上部にある石額は竣工を記念して時の太政大臣三條実美の筆になるものであります。」 日本国有鉄道 昭和36年10月14日建設
(右図)京阪電車京津線の踏切にある旧東海道線の橋梁跡
JR東海道線をまたぐ京阪京津線の橋梁
■所在地:滋賀県大津市逢坂1丁目18 ■交通:JR「大津駅」または京阪京津線「上栄町駅」下車、徒歩10分 |