Pin-Hole Puzzle 2024.1.5 |
『Puzzle Craft』という本に出ていたパズルで、Burr Puzzle(組み立てパズル)の一種である。ピースを組み立てるだけでなく、ピースには棒がでているので、この棒のために組む順番が決まってくる。本には「easy(やさしい)」とあったが、棒があるためにけっこうてこずらされる。 図1 組み立てたパズル 使用した木材は、15mm角のヒノキの棒である。以前使用した残り物を使った。ピースの長さは一辺の長さの3倍なので、45mmとなる。ピンは直径5mm版の丸棒があったのでこれを使用した。ピース、ピンとも6個必要である。寸法はこれにこだわる必要はなく、入手できた角材の一辺の長さに応じて、計算すれば良い。 穴開けは、ピンを入れる穴は5mmのドリルで、そうでない穴は5.5mmのドリルで穴をあけた。穴の位置は精確にあけないと、組んでいったときに、ピンが穴にうまく入らなくなる。私の場合、かなり精確にあけたつもりだったが、最後のピースが穴にうまく入らず、穴の直径を6mmに広げている。穴が大きいとすき間が見えて少々かっこ悪い。 ピースの寸法は以下の通り。ピンはすべて45mm長で切る。 図2 各ピースの種類 図3 ピースの基本寸法 図4 各ピースの加工図 図5 各ピースの加工図 ピースにピンを木槌で入れた。大きさがちょうどよかったようで、接着剤はなくても固定できた。Bの場合は、下に5.5mmの穴のあるピースを置いて、ピンを打ち込めば、うまく真ん中におさまる。 各ピースは軽く角をとり、表面にサンドペーパーをかけた。 以下に解答の例を示すが、できれば見ないでがんばってほしい。 図6 解答例 最後にピンをさして、終わりである。 【参考】 『Puzzle Craft』、S.T.Coffin、1985 以下のサイトで1992Editionが入手できる。 https://www.johnrausch.com/PuzzleCraft/pc92.pdf |
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