リング・パズル 2022.05.05 |
今回のパズルはロープ抜けではなく、リングをはずすというものである。【参考】にあるウェブページで見つけた「3D Printable Rope / Ring Puzzle」というものである。掲載されていたものは、金属リングと木で作られていたが、材料をそろえようと「東急ハンズ(京都店)」に行ったところ、金属リングは売っておらず、代わりにプラスチック製のリングを見つけた。これに合うように、他の材料はアクリルで作ることにした。このパズルは、「ほどくパズル」という分類にはいるもので、さまざまなバリエーションがある。 図0 材料は、厚さ3mmのアクリル板を使った。リングが透明なので、色がついたものにした。ひもの留め具もこのアクリル板の端材を加工した。穴をあけるので2枚を接着し、厚さ6mmとした。リングは「東急ハンズ」で「リング クリア40」というものを購入。4個入って132円だった。ひもは太さ5mmの手芸用のものを使用した。 1.材料の加工 アクリル板の加工図を図1に示す。穴をあけるだけなので難しいところはない。この穴は、ひもを通すのだが、ある程度大きくしておかないと、パズルを解くことができないので、図の寸法を守ること。 ひもの留め具は、13mm角に切ったアクリル板をアクリル用接着剤で接着し、丸みをつけておく。4mmのドリルで穴をあける。 図1 アクリル板の加工図 図2 アクリル板加工の様子 図3 留め具の加工図 図4 留め具の加工の様子 図5 プラスチックリング 2.組み立て 図0を見て、ひもを通す。 ひもの一端に留め具を通し、10cmほどノコして、アクリル板の左下の穴に下から通す。穴から出たひもをアクリル板の右上の穴に上から入れ、アクリル板の左上の穴の下から上に出す。ここでリングを置き、ひもを、リングの上 → ひもの下 → リングの上 と通し、アクリル板の右下の穴に上から下へと通す。 10cmほど残して、ひもを切り、留め具に通してしばる。 リングをはずすヒントは、アクリル板の穴がひもの太さに比べ少々大きいことである。何のために大きくなっているかを考えれば、解答にたどりつくだろう。 【参考】 https://pinshape.com/items/43841-3d-printed-rope-ring-puzzle (2022.5.5 閲覧) |
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