佐渡金山

 佐渡金山は、1601年に発見されたといわれ、江戸時代は手掘りで採掘が行われた。1869(明治2)年、明治政府は佐渡金山を官営とし、近代化をはかる。1875(明治8)年にはドイツ人技師を招き、日本最初の洋式竪坑「大立竪坑」を開削したり、1881(明治14)年には削岩機を最初に導入したりする。1896(明治29)年に三菱合資会社に払い下げられ、1989(平成元)年3月に操業を停止した。

佐渡金山には、江戸時代の採掘跡である「宋太夫坑」や、1899(明治32)年に開削され、平成の操業停止まで使用された「道遊坑」が見学コースとしてあるとともに、多くの産業遺産が残されている。金山のある間ノ山地区には機械工場、破砕場、搗鉱場などの跡が残る。また、奉行所がある北沢地区には、シックナー、インクライン、火力発電所、選鉱場などの跡が残る。

宋太夫坑 坑内の様子

道遊坑 道遊坑内

運搬車 道遊の割戸

高任竪坑 機械工場

三菱印の屋根瓦 機関車とターンテーブル

形削盤 天井のベルト群

たがね専用ボール盤 重油バーナー ミーリング

貯鉱舎跡 中尾変電所跡

石積みアーチ橋 搗鉱場跡


インクライン跡 浮遊選鉱場跡

北沢火力発電所跡 シックナー

鋳造工場跡 旧鉱山書庫(大間港)

 トラス橋とクレーン台座(大間港)

ローダー橋脚(大間港) 
金鉱石


【史跡 佐渡金山】

◆開館時間:8:00〜17:00(4〜10月)、8:30〜16:30(11月〜3月)
◆休館日:なし

◆入館料:宋太夫坑コースのみ(大人800円、小中学生400円)
       道遊坑コースのみ(大人800円、小中学生400円)
       上記2コース共通(大人1200円、小中学生600円)

◆所在地:〒952-1501新潟県佐渡市下相川1305

◆交通:新潟より佐渡汽船で両津港へ、新潟交通佐渡バス本線で「相川」または「佐渡金山」へ。(「佐渡金山」までのバスは1時間に1本程度)

◆連絡:電話0259-74-2389  FAX0259-74-3235

◆Web: http://www.sado-kinzan.com/

【北沢地区の産業遺産群】

◆所在地:新潟佐渡市相川坂下町付近

◆交通:上記バスにて「相川博物館前」下車、徒歩5分


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