製糸業が日本の産業の中心だった頃、岡谷は日本の生産高の1/4を占めるほどでした。この岡谷に、1964年に岡谷市と諏訪製糸研究会が、この蚕糸博物館を建設しました。
ここでは蚕種(蛾から卵を採取する)、養蚕(蚕が繭になるまで飼育する)、製糸(繭から生糸を製造する)とその取引に関係のある機械、器具類、記録資料類、その他標本類、研究文献などを展示しています。特に、たくさんの種類の繰り糸機が展示されており、技術的な変遷を追うことができます。
糸取りの実演も行っており、団体で予約すれば、見学ができるようです。(但し、3月〜11月)
胴繰器 諏訪式座繰器
織田式立繰機 御法川式立繰機
多摩式自動繰糸機
◆開館時間:9:00〜16:30
◆休館日:月曜日、祝日、年末年始 ◆入館料:大人350円、小人(小中)150円 ◆交通機関:JR「岡谷」駅下車 徒歩15分 ◆問い合わせ先:長野県岡谷市本町4−1−39 (0266)22−5854 |