石炭産業科学館 |
建物外観 ホール
「石炭産業科学館」は、大牟田駅の西、海の近くにある。公共交通機関がないため、訪問者はタクシーを利用するか、駅前の観光プラザで貸し自転車を借りて行かなければならない。三井三池炭鉱の施設を見るなら、貸し自転車がおすすめである。4時間300円、一日500円。がんばれば4時間でほぼすべての施設を見ることができる。
「石炭産業科学館」の常設展示は、(A)炭鉱技術の歩み、(B)時代と大牟田の歩み、(C)石炭エネルギーの利用などがある。興味深いのは、「ダイナミックトンネル」と称する展示だ。地下400mの坑内へエレベーターで降下するという設定で到着した「地底」に、使われていた採炭用の機械類がある。また、「エネルギーと遊ぼう」というコーナーではさまざまなエネルギーの利用原理について体験的に学ぶことができる。ホールに置かれた石炭の実物も、なじみがない我々には新鮮に映る。映像ホールで「時空を超えて」「炭鉱電車の走る町」「みいけ 炭鉱の声が聞こえる」という映画の上映も毎日行われている。「みいけ〜」は土日祝日のみの上映、「時空〜」は平日のみの上映である。
三池炭鉱専用鉄道で使われた機関車の模型
採炭機械「コンティニュアス・マイナー」米国ジョイ社製
採炭機械「ホーベル」独国ウェストファリア社製
坑内用電気機関車(出力208kW)東芝製
トンネル掘進機「ロードヘッダー」三井三池製作所製
ドラムカッターと自走枠(三井三池製作所製)
回転するカッターで採炭しながら、できた空間を油圧で支えながら、前進していくシステムである。
◆開館時間:9:30〜17:00
◆観覧料:大人・高校生400円、4歳〜中学生200円 ◆所在地:〒836−0037大牟田市岬町6−23 ◆交通:JR「大牟田駅」下車、貸し自転車で約10分。タクシーで3分。 ◆連絡:TEL0944−53−2377 FAX0944−53−2340 |