update:2019/07/02

琵琶湖疏水と桜
琵琶湖疏水の地図

各地域へのLINK

 

A:琵琶湖~第1トンネル

 [大津閘門・第1トンネル入口・第1竪坑・第2竪坑・几号水準点]

 

B:山科~第3トンネル

 {諸羽トンネル・本邦最初鉄筋混凝土橋・第2第3トンネル]

 

C:蹴上付近

 [船溜まり・インクライン・蹴上発電所・夷川発電所]

 

D:疏水分線 [水路閣・哲学の道]

 

E:鴨川運河 [塩小路から墨染にかかる橋・墨染発電所]

 

F:伏見周辺

 [三栖閘門・平戸樋門]

琵琶湖疏水とは

 

琵琶湖疏水とは琵琶湖から京都・蹴上までを流れる水路です。

 

この水路は1885(明治18)年に着工し、1890(明治23)年に完成しました。この計画のために、福島県安宅疎水の主任技師だった南一郎平に疏水計画の調査を依頼し、測量を島田道生に命じ、工部大学校を卒業したばかりの田邉朔郎を土木技師に採用し、建設準備を進めました。

 

これだけの工事を日本人だけの手で行ったことは、当時の日本の土木技術の水準の高さを示すものです。

 

疏水完成後、鴨川に沿って鴨川運河が造られ、琵琶湖から伏見に至る船運が実現し、宇治川~淀川を通り大阪まで物資を船で運ぶことが可能となりました。

 

また疏水の水を利用して、当時珍しかった水力発電所を建設し、工場や電気鉄道に電気を供給しました。