広島市水道資料館 |
広島市では、1896(明治31)年、全国で5番目に近代水道設備が作られた。建設を指導したのは、イギリス人技師のW.K.バルトンである。
広島市の水道は、1945(昭和20)年8月6日の原子爆弾投下による壊滅的な被害を受けた際にも、断水することがなかったそうである。
この水道資料館は、1924(大正13)年に建設された送水ポンプ室を改修したもので、建築物としても貴重なものである。また、隣には量水室を改良した別館や送水ポンプや取水ポンプの展示もある。館内1階には太田川とくらしをテーマに展示が行われている。2階には広島市の100年にわたる歴史についての展示が行われている。
創設時の大口径メーター(1896年)
創設時の仕切り弁(1896年)
創設時の鋳鉄管(1896年)
送水ポンプ(1924年)銘板
取水ポンプ(1924年)銘板
旧緩速ろ過池及びろ過井の上屋(1898年)
(上屋は、アストラムライン駅から資料館に至る途中にある)