関西電力 墨染発電所 >京都の産業遺産へ >HOMEへ Update:2007/02/16
墨染発電所は、当時は伏見発電所と呼ばれ、琵琶湖疏水の伏見インクラインの高低差を利用して発電を行った水力発電所である。1912(明治45)年5月にこうじに着工し、1914(大正3)年5月竣工した。
当時の設備は、水車は英国ボービング社製横軸フランシス型二重タービン、馬力1100HP、回転数360rpm、励磁機用水車は英国ボービング社製横軸フランシス型単式タービン、馬力75HP、回転数700rpm、発電機は米国ウエスチングハウス社製三相交流発電機、容量750kVA、電圧7kV、周波数60Hz、励磁機は米国ウエスチングハウス社製直流複巻発電機、容量50kW、電圧125V、であった。
1954(昭和29)年に出力増強工事が行われたが、建物は当時のままである。運転を開始し、近畿日本鉄道(近鉄)澱川橋梁は、1928(昭和3)年11月に竣工した鋼製トラス鉄道橋である。支間長は164.6mで日本最大である。
建物は鉄筋コンクリート造2階建てで、当時としては鉄筋コンクリートの建物は珍しかった。
◆場所:京都市伏見区桃山丹下14-11 ◆交通:近鉄「伏見駅」より徒歩10分 |