嘉義市水源地水表室   update:2017/03/20

 嘉義水道「水源地水表室」は嘉義市東区民権路の農業試験場の対面にある。日本統治時代の1911(明治44)年7月に建造し1914(大正3)年3月に竣工した。この施設は、毎日給水量を計測する量水器を設置するもので、日本統治時代には「量水器室」と呼ばれていた。1945年、第2次大戦後に嘉義市役所が経営する嘉義水道事業は嘉義県水道管理処を接収管理し、1954年には嘉義水道廠ができ、県内の朴子水道廠を除く各水道廠を合併した。水表室は1910年代に創建されたが、運用を停止して既に20数年経つ。水表室の建築は大変優美であり、バロック建築様式を模した建築で、重厚な柱を配置し山形の壁を擁する。こうした建築様式は嘉義市ではあまり見かけない。
(下記HPの説明を筆者が訳出)

 水表室は嘉義公園から500mほど東に民権路を行ったところにある。いくつかの紹介HPでは正しい位置を表示していないものがあるので注意が必要である。汚れも清掃されず、案内板も壊れているなど、管理が充分行き届いているとはいえない。





■所在地:中華民国嘉義市東区王田里民権路
■交通:「嘉義」駅からタクシーで10分
■参観は自由

■参考:文化資産個案遊覧
  http://nchdb.boch.gov.tw/webno/cultureassets/Building/fprint.aspx?p0=8303

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